じりじりと太陽に照らされる時間が長くなってきました。

夕方、散歩していると、地域のねこちゃんたちも日陰の風通りのよい場所でのんびり過ごしています。

みなさん、いかがおすごしでしょうか？

夏はワンちゃんやネコちゃんにとっては大変な季節。

毎年、何度も繰り返しお伝えしている熱中症。

今の時期は締め切ったお部屋の中や、車内での留守番は、かなりの暑さになります。

すこしだから…の油断が熱中症を引き起こすことになります。

ネコちゃんは、自分で涼しいところを探したりするため、ワンちゃんに比べ、熱中症になりにくいと言われていますが、

自分では出られない場所に閉じ込められてしまい、熱中症になる場合もあります。（押し入れやトイレなど）

また、暑い時間帯のお散歩は、高温のアスファルトで肉球がやけどしてしまうこともあります。

早朝や夜などに時間を調整したり、お散歩に行く前に手や素足で地面に触れてみて、安心できる温度かを確認することも必要です。

自由に家の中と外を出入りしているネコちゃんや、お散歩中に草むらに入ってしまうワンちゃんは、蚊やノミ・ダニ、蜂、蛇などにも注意が必要です。

飼い主さんから「マダニみたいなのがついてたから捕ったけど大丈夫？」と聞かれることがありますが、

捕らずに、すぐにクリニックにきて先生にとってもらって欲しいと思います。

マダニのあご（頭部）が皮膚に食い込んでしまい、そこから炎症を起こしてしまったり、感染症を起こしてしまったりするからです。

草むらへはなるべく入らないようにしたり、毎月の予防薬で守ってあげましょう。

夏はフードも痛みやすくなる季節です。

食中毒のように嘔吐や下痢を訴える場合もありますので、取り扱いには十分注意してくださいね。

ウェットフードなどは特に注意して、開封後は冷蔵庫保管し、数日うちに使ってしまっておくのが良いと思います。

食べる前に少し温めておくと香りもたって食欲が増すこともあるそうです。

夏は大変…とたくさん書いてしまいましたが、予防方法を知っておくことで、ワンちゃん、ネコちゃんとの過ごし方がより楽しく快適に過ごせることを願っています。