梅雨時から夏時期にかけて熱中症の症状を疑われる子が増えてくる時期です。

特に気をつけていただきたいのは、動物たちが過ごす場所の気温と湿度です。

熱中症の症状を訴えてから５０％の子が２４時間以内に命を落とすと言われています。

大型の子や、短頭種の子（パグやフレブルちゃんなど）、呼吸器や心臓などに持病を抱えている子は特に注意が必要です。

お部屋の気温と湿度は適切でしょうか？

気温が２２度以上、湿度６０％以上になってくると熱中症のリスクは上がってくると言われています。

日中お留守番をしていて、お仕事から帰った飼い主さんが夜に動物の容態変化に気づかれる・・・というケースは少なくありません。

生活環境が室内の場合、エアコンや扇風機をつけて空気の循環を行い
快適な生活環境を整えてあげてください。

屋外の場合は風通しのよい場所なのか、直射日光は当たらないか、お水はいつでも飲めるようにしているのか確認してみてください。

昔から外で飼っていたから・・というお声もあるとは思いますが、この数年の日本の気候は大きく変化をしています。

（アニコム損保のホームページより）

上記の図は３０度を超えている日の数値ですが、動物たちの体感温度は気温のプラス２０度近くあることを知っておいて欲しいです。

そして、なにより熱中症かも・・・と思ったら、「様子を見よう」とは思わず、すぐにお近くの動物病院へ連絡してください。

・ハアハアと呼吸が荒い

・触るといつもより熱い

・ぐったりしている

・意識がもうろうとしている

日中のお散歩は避け、水分を意識してとらせてあげるなど、意識的な予防をお願いいたします。