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肛門腺ってご存知ですか?

ワンちゃんや猫ちゃんのお尻の近くにある肛門腺(肛門嚢)。

恥ずかしながら、クリニックで働き始める前まで、私はこの言葉を聞いた事がありませんでした。

(こんにちは。受付の髙橋です。)

 

名前からしてお尻の周りにあるんだろうな〜という認識でいたのですが、よくよく先生や看護師さんなどから話をきいていると、ワンちゃんや猫ちゃんと生活をしていく上では知っておいてもらいたい内容でした。

 

そもそも、「肛門腺」はコミュニケーションを取ったり、縄張りのマーキングなどに使われるもので、嗅覚の発達しているワンちゃんや猫ちゃんは、ここからの匂いで相手を認識しています。

(ワンちゃん同士がお互いのお尻の匂いを嗅いでるのも、ここを匂っているそう。)

(いつぞやのさくら部長のお尻)

 

肛門嚢という袋があって、そこに臭いのもと(分泌液)が溜まっているのですが、排便の際に自力で出せる子と、出せない子がいます。

 

自力で出せる子は問題ないのですが、出せないと、分泌液がどんどん溜まってしまって、動物にはお尻周りに違和感があって、お尻を地面に擦り付けたり、なめたりします。

酷くなると、肛門嚢が炎症をおこしたり、裂けて出血してしまったりするので、注意が必要です。(ワンちゃんが多い印象です。)

 

うちのチップちゃん。

先日7歳になった雌のミックス犬ですが、2年前、初めてクリニックでシャンプーそしてもらった時に、グルーマーさんから「肛門線、結構溜まってましたよ〜」と教えてもらいました。

驚くと同時に「うちの子は出せないタイプなのかも…」と認識し、シャンプーや診察の度にチェックをお願いしています。

 

 

ワンちゃんと暮らし初めて20年以上たっても、クリニックで新しく知る情報は多いです。

「へぇ〜、知らなかった」「知っててよかった」といった内容をブログを通してお伝えできればいいなと思っています。

 

 

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