お知らせ・ブログ
行動科外来が始まりました
行動科…?
聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか?
かく言う私もそのうちの一人でした。
こんにちは、受付の髙橋です。
意味はそのまま「行動」についての診療です。
ワンちゃんだと例えば「吠える」という行動があります。
この「吠える」の行動には様々な理由がありますよね。
例えば、ポジティブな「あそぼ!」「ここにいるよ!」「元気?」や、ネガティブな「いやだ!」「怖い!」「近づくな!」など。
この「吠える」という行動の「理由」を人間がうまく理解しなければ、ワンちゃんが「いやだ」と思っていることを何度も繰り返してしまったり、無視をしたりすると違う行動に変わってきます。
嫌なことをされると「うなる」「噛む」など、より攻撃的になってしまったり、かまって欲しくて「いたずら」「排泄の失敗」といった気をひく行動に変わってきます。
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この行動、なんだか心当たりがあります。
うちの3歳児なんて、まさにこんな感じ…。
人間の子どもの場合は言葉がまだ通じますから、なんとなく何が嫌だったのか想像がつきます。
親ですから、性格もある程度は理解していますし、そうすると落ち着かせることもできます。
動物の場合も性格や嫌なこと、好きなことを飼い主さんが理解している事で落ち着かせてあげることができます。
しかし、嫌なことが繰り返し続いたりすると、スイッチの切替が瞬時になってきます。
○嫌なこと→「吠える」→やめてくれない→「うなる」→やめてくれない→「噛む」→やめてくれた!!
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○嫌なこと→「噛めばやめてくれる!!」
行動科診療は動物の「嫌なこと」「苦手なこと」は何なのか、普段の行動と、その子の性格を踏まえて診断する、動物と飼い主さんの架け橋です。
犬だから、猫だから…という思い込みありませんか?
外で走り回って遊ぶことが大好きな子、家でゆっくりのんびり過ごすことが好きな子、他のワンちゃんやねこちゃんと仲良く出来る子、難しい子。
動物も、私たち人間と同じように性格が同じではありません。
松山 ほうじょう動物クリニックでは、相模原どうぶつ医療センターの行動診療科医、石井先生とドッグメイト愛媛の首藤まゆみトレーナーと連携を取りながら、その子の性格についての理解と、生活しやすくするための改善などを動物の代弁者となってアドバイスしています。特定の「行動」について解決策を模索されている方は一度ご相談ください。
例)
・来客の度に吠えて、心臓の持病の悪化が心配
・歳をとって吠えるようになった
・排泄物を食べてしまう
・家族以外触ることができない
・昼間は寝ているのに、夜に寝てくれない
・猫ちゃんのスプレー行動がひどい
…などです。