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心肺蘇生実習
昨日8月19日の午後の時間、スタッフ全員で心肺蘇生の実習を行いました。
獣医師・看護師のメディカルチームだけではなく、クリニックにいるスタッフ全員が参加しました。
まずは座学から学び、お手本、実習へと移ったのですが、内心ドキドキです。
受付の私は、心臓マッサージと言われても心臓はどこ?
気道挿管と言われても気道はどこにあるの??口を開くと自然にわかるものなの?
胸郭って何?どのくらいの力加減?
頭の中は疑問だらけ。
そして、実際「急患です!スタッフは今、あなたしかいません。」
と実習が始まったとき、実習とわかっていても頭が真っ白になりました。
心肺停止の見極めをし、30回の心臓マッサージのあと2回の人工呼吸。
話を聞き、先生達が行っているのを見ている時は理解しているつもりになっても、
実際に行うと何一つ理解が出来ていませんでした。
手は震えるし、回数を数える事は忘れるし、助けを呼ぶ余裕すらなく、
時間の感覚もわからなくなってしまいました。
3人1組で第一救助者・第二救助者・撮影者の役割を交代で行いながら
見るのと実際行うのとではこんなにも違うのかと気づかされました。
撮影した映像を見ながら、良かった点、悪かった点を振り返り評価してもらいました。
実際助けられた子、助けられなかった子、いろんな情景を思い出し涙を浮かべてしまうスタッフもいました。
今回、初めての取り組みとして全員が参加した意味は大きくありました。
緊急時、自分一人であっても、行うべきことを実践を通して知れたこと。
「メディカル」と「それ以外」と私たちの中で無意識に引いてしまっていた線引きに気づけたこと。
医療器具について役割と使用法を知れたこと。
自分たちにできる事がある事に気づけたこと。
課題もまだたくさんありますが、全員で一歩進めた気がします。
皆様から貴重な診療の時間をいただいて、将来、来られる患者さんの為に学べた貴重な時間を過ごせました。