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整形外科外来
こんにちは、受付の髙橋です。
整形外科外来の高瀬先生が松山にきてくださるようになって、2年が経ち、外来や手術などで、骨折や、関節の痛みなどで困っているワンちゃん・ネコちゃんを多く助けていただいています。
11月からは高瀬先生が週に1回来てくださることになりました。
整形外科に該当する病気の子がたくさんいらっしゃることや、骨折などの緊急の手術に対応していただけることでより多くの動物を助けることができます。
体のしなやかな猫ちゃんや、軽やかに走ったり、力強いワンちゃんなど、運動神経が良いイメージがあるのですが、意外にも「骨折」が多いことご存知ですか?
車にはねられてしまった、など交通事故は昔に比べて随分減ったそうですが、家庭内での事故が骨折の原因となることも少なくありません。
○ソファーやベットから飛び降りた拍子に。
○抱っこしていたら飛び降りた。
○自転車のカゴに乗せていたら飛び降りた。
など、日常生活の中での本当に些細なことで骨折しやすいそうです。
猫ちゃんは「高いところから落ちても、くるりと宙返りをして、見事な着地をする」というイメージもあるかもしれません。
ただ、落ちた高さや場所によっては大きな怪我をしてしまいます。
少し身内の恥をさらしますが、私の実家には福ちゃんというネコがいます。
数年前のある日、朝3時頃のことです。
夜行性の福ちゃんは、2階の欄干を走り回り、夜中の大運動会を開催していました。
あまりにも日常的なため、誰一人として起きません。
何かが落下した音を寝ぼけなまこに聞いた父でしたが、
翌朝、前足を地面につけることができず、痛そうにうずくまる福ちゃんの姿があったそうです。
そうです、落ちたのは福ちゃんだったのでした。
見事に前足が折れていたそうで、手術。
傷口を舐めないようにつけられたカラーに慣れず、
ストレスを溜め込み、満足におトイレもできず膀胱炎を併発。
福ちゃんも、家族も少し大変な数ヶ月を過ごしました。
いつも走り回っていた欄干でなぜ落下したかと言うと、たまたま母がバスタオルをかけていたそうです。
タオルに足を滑らせるなんて、ちょっと間抜けな話ですが、頭から落下したら、打ち所が悪かったら、命を落としていたかもしれません。
今では笑い話ですが、皆さんもこんなヒヤリとした経験はありませんか?
特に小型犬の子や子犬・子猫は骨が細く、ちょっとしたことで骨折してしまいます。
ソファーやベットの高さも人間にとっては支障がなくとも、動物たちにはステップ台などがあるといいかもしれません。
抱っこする時もしっかりと支え、力の弱い小さなお子さんや年配の方が抱っこするときは座ってから抱っこをお勧めします。
怪我をしないように、日頃から予防や注意を払っていても、避けられないのが事故というもの。
動物たちが怪我なく過ごせることが一番の願いですが、万が一の場合は、
安心して任せていただけるクリニックでありたいと思っています。