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動物たちのキモチ
ワンちゃんや猫ちゃんがどんなことを思っているのか、おしゃべりできたらすっごく楽しいだろうな…と想像する事があります。
考えてる事がわかると、もっともっと絆が深められると思います。
少し前にドックトレーナーのまゆみさんに、スタッフ向けの勉強会をしてもらいました。
私たちクリニックスタッフは、動物が大好きです。仲良くなりたいと思っているし、クリニックのことも好きになって欲しいと思っています。
だけど、動物たちの目線からみたら、クリニックという場所やスタッフは好きになってもらえるのかな…?と考えると「ごめんなさい」と思う事もたくさんあります。
注射や採血だって嫌だろうし、高い台の上に乗せられて体のあちこちを触られるのはきっと怖いと思います。
まゆみさんの軸に「アニマルウェルフェア(動物福祉)」という考え方があります。
①飢えと乾きからの自由
②不快からの自由
③痛み・傷害・病気からの自由
④恐怖・抑圧からの自由
⑤正常な行動を表現する自由
⑤の「正常な行動」に関していえば、
「ワンワン吠える」という行動が見られた時、「何が原因か?」を考える必要があります。
ワンちゃんや猫ちゃんは、それぞれの行動で気持ちを表現してくれています。
ただ、私たち人間がその行動が何を表現しているのかを読みとらないと、上手にコミュニケーションが取れません。
「なんでわかってくれないの!!」と余計にイライラして噛んだり、吠えたりする事が「問題行動」と表現されてしまいます。なんだか申し訳ないですよね。
「まずは行動表現を理解しましょう!」とまゆみさんが見せてくださったいくつかの映像でも、尻尾の上がり下がり、目線、仕草など、言葉なくとも、ボディーランゲージで表現してくれていました。
ワンちゃんや猫ちゃんからの行動表現を人間が正しく理解する必要があるな…と思います。
ドラえもんの翻訳こんにゃくが欲しいところですが、ひとつずつ理解して、動物たちのストレスが少しでも軽減できるようにしていきます。
まず教えていただいたことの実践のひとつとして、「動物を直視しない」ということ。
知らない人が動物の目をじっと見ると敵意があると感じて怖くなるそうです。
問診など飼い主さんとお話する時にはあえて動物を見ないようにしたり、体の向きをそらせたりするのが良い場合があると教えていただきました。
なんでうちの子見てくれないのかな?嫌なのかな?とご不安にならないでください。
仲良くならせてもらう為に、抱きしめたい気持ちを我慢して体をそらしています。
さくら部長の距離感を見習いながら、ワンちゃん猫ちゃんに少しでもストレスを減らしていこうと思います。