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看護師向けセミナーがありました
3月11日
倉敷芸術科学大学で教鞭をとっておられる村尾信義先生に来松いただき、動物看護師向けのセミナーを行っていただきました。
村尾先生は、動物看護師として日本だけでなくオーストラリアでも政府認定看護師の資格を持ち現場の経験をもとに看護理論を学び、その知識と経験を次世代につないでくださっている方です。
松山ほうじょう動物クリニックが掲げる「あるべき動物環境と文化を創り出す」という目標を達成するためには、私たちはまだまだ実力不足です。
まずは動物たちの看護に対しての理論や、それをどう現場で使っていくのか?
そして、学校を卒業した後も学び続けていく必要性や、その仕組みをどのように作っていくべきなのかというお話をしていただきました。
ナイチンゲールが提唱し、人間へは世界中で定着している看護論のお話から、アビリティーモデルという動物看護理論の解説・そして具体的に動物をイメージしながらディスカッションなども行いました。
セミナーといっても、決して堅苦しくなく、参加者と会話をしながら、より具体的にイメージでき、そして胸が熱くなるような時間を過ごせたのは村尾先生のお人柄だと思います。
3月11日、ということもあり、途中、黙祷も行いました。
10年前のあの日、愛媛では地震の体感はなく、テレビから流れてくる、まるで映画をみているかのような衝撃的な映像で知った東日本大震災。
あれから「命」について考え社会が少しずつ変化し、昨年からのコロナ禍ではさらに多くの事が変化していきました。
今、生かされている私たちがすべきことはなんなんだろう?改めて考えます。
人間で行われている看護を、動物へ当たり前に行えるようなシステム作りを具体的に行っていくためには行動あるのみ!!
動物看護も今まで以上に必要とされるよう変わっていかなけれななりません。
今、入院してる子達が、いつもの日常を取り戻すために、私たちがすべき事を、
今日、クリニックに来てくれた子が、いつも通り尻尾を振って、すり寄ってきて、日常を取り戻すためにできる事を、
想像して計画します。
愛媛の、松山の端っこの、北条の、動物クリニックだけど「ここ」から始めるんだ!発信するんだ!という気持ちを持ち、それが松山・愛媛・四国・日本で「当たり前」にしなければなりません。
今回は大阪のVOSC(どうぶつ眼科専門クリニック)の看護師さんや受付さん、東京からも国家資格化に携わられた動物看護師さんが来てくださりました。
次回開催では地域の動物病院の看護師さんたちにもお声がけしてみたいと思います。
ご興味ありましたらご連絡くださ〜い!胸熱です!!